思春期を題材に書いた小説にどっぷりと浸ること

面白い小説は一度読み始めると中断することが出来なくなるものです。電車の中や待ち時間、家でゴロゴロとしている時などにその本を読みながら、ストーリーや展開が知りたいと思いワクワクすることも少なくありません。
先日長編小説に定評がある作家の作品を読みました。読んだ作品は短編ではありませんがどちらかというと短めな小説です。思春期を迎えた女性が、ある夜家出をして一晩繁華街で過ごすストーリーです。その夜に出会った人々を通して主人公の心の変化が描かれていました。心境の移り変りがとても繊細に表現されており、自分も10代に戻り主人公と一緒に夜中の街を彷徨っている感覚を覚えました。大きな事件が起こったりドラマティックにストーリーが展開するわけではありませんが、その夜に出会った人達との出会いは彼女が大人へと成長する過程で大切な経験だったのだと思います。
この作品を通して人は1日として同じ日を過ごすことはないのだと感じました。何気ない日常には毎日変化が潜んでいるものです。この小説を通して改めて生きることや暮らすことの大切さを感じました。あまりにも夢中になってしまい1日で読み終えてしまいましたが、私の心には印象深く刻まれた作品となりました。

禅の言葉を知ること

以前神社でおみくじを引いた時にとても興味深いことが書かれていました。それは「水はどんな器にもなじみ、形を臨機応変に変えることができる。どんな姿にも変わることが出来る柔軟性を持っているが時として石をも砕く威力をもたらす」といったことが書かれていました。それから数年が経ち禅について書かれた随筆を読んだ時に「少水常流如穿石」という言葉に出会いました。この言葉は「わずかな水の流れも絶やさず流れていれば石をも砕いてしまう」という意味です。おみくじに書かれていたことと随筆から学んだ言葉は私の心に深く刻まれています。
「禅」はとても注目されています。日々の慌ただしい生活でついつい忘れてしまいがちなことを気付かせてくれるからでしょうか。私はこの随筆を時折眠る前に読むことにしています。心が乱れそうな時や気持ちが沈んでいる時に読むことで、ひたむきに生きる大切さを学ぶことが出来るからです。
シンプルな考えを持ち、いつでも平常心で生きていたいと思います。しかしなかなか上手くはゆかないものです。上手くゆかない時にぶち当たった時、自分のモチベーションを変えることで物事はよい方向へ運ぶことも少なくありません。「禅」についての書籍を読むことで新しい言葉に出会い、気持ちを落ち着かせることは自分の生き方と向き合うよい時間になりそうです。

生活に取り入れたい友人のお薦め書籍たち

ピラティスのインストラクターをしている私の友人は、美容や健康に関する知識が豊富です。一緒に食事に出掛けたりお酒を飲んでいる時に日常生活で簡単におこなうことが出来るエクササイズなどを教えてくれるのでとてもよい勉強になります。先日は肩甲骨を動かす簡単な運動を教えてくれました。肩甲骨をクルクルと回すだけで脂肪を燃焼させる細胞が働くため体もポカポカして代謝も活発にしてくれるそうです。手軽に出来るので毎日の家事や仕事の合間にも活用しています。
数週間前に彼女のおうちに遊びに行った時のこと、食品についての豆知識が載った本やストレッチについて書かれた書籍を借りました。野菜を豊富にとることの出来るレシピやヘルシーな保存食の作り方など素敵な情報が盛りだくさんの作品でした。彼女が書棚から私に貸す本をピックアップしている時に「これもついでに」と言われて差し出された作品がありました。その書籍はお酒について書かれたものでした。私は思わず笑ってしまうと同時に、改めて友人であり飲み友達である彼女を誇らしく思いました。飲みすぎはよくありませんが少々のアルコールは体によいという節もあります。またお酒を我慢してストレスを溜めるよりも、楽しくアルコールを摂取することは精神的にもいい効果があるという話も聞いたことがあります。健康であるためにこれからも友人の推薦する書籍をたくさん読みつつ、体にも優しいストレスフリーな生活を送っていきたいと感じました。

This entry was posted on 2015年4月13日, in 過ごし方.

日常生活で取り入れたいお金の知識

お金についての価値観は人それぞれです。先日お金とよい関係を築くことについて書かれた本を読みました。とても分かりやすく表現されており非常に面白かったです。お金について言われていることに「寂しがりやのため仲間を求めて集まるところに集まる」という話があります。また風水で用いられる説には財布の色にこだわりを持つこと、水回りをきれいにすることで財を得ることができるというものもあります。色々な説があるとは思いますがこの書籍を読んで感じたことは、生活の中でしっかりとした経済観念を持つことが大切ということでした。経済観念はもともと培われている人もいれば、ある分だけ使ってしまう「ざる」と呼ばれる人もいます。観念や価値観に対しても人それぞれなのです。貯蓄が得意な人、不得意な人がいるのはそのためだと思います。しかし観念という難しい言葉に囚われずに、日常生活で出来るところから始めることが家計にも有効な経済的思考を持つ一歩のようです。何はともあれまずは自分の財布にいくら入っているかを把握するところから始めることがいいかもしれません。
金銭にまつわることはシビアなため、友人との会話では真に迫った話はできないものです。しかししっかりとした観念は生きていく上での大切な術です。本を読むことで「お金」について少しでも考えることが出来れば、自分にとって本当に大切なことが見えてくるかもしれません。

This entry was posted on 2015年3月29日, in 過ごし方.

落語と文学を楽しむ要素とは

落語の鑑賞に行ってきました。噺家が舞台の上で臨場感たっぷりに話すストーリーはとても面白いものです。演目にはお酒の失敗談や人を騙そうとして自分がドツボにはまってしまうというどこか間の抜けたものが多く、どこか憎めない主人公が織りなす話は大人になるほど面白さが分かってくるものです。また一つの演目に行くまでに繰り広げられる小話にもオチがあり、涙を流しながら笑っているお客さんも少なくありません。先日拝見した演目はお酒に酔った登場人物がある夢を見るといったものです。夢の中で天狗や神様などのこの世に存在しない架空の存在となっているキャラクター達に出会いながらとてもハッピーな夢を見るという話を聞きました。お酒をたらふく飲んで見た夢には、酔っ払いならではの失敗があるものです。この失敗が落語にいいオチを与えていたのも確かです。文学の世界にもお酒を飲んだ失敗談を描いた作品があります。最近読んだエッセイでは、作者が酔っぱらって帰宅して朝起きたら頭の上に靴があったというものでした。この随筆も落語の小話として使えそうなものです。お酒は飲んでも飲まれるなとよくいいますが、酒飲みだからこそ分かる失敗もあるものです。飲み過ぎはよくありませんが生きていく中で培われる経験は文学や漫談を楽しむ要素として活躍してくれそうです。

妖怪が登場する本

数年前に妖怪に興味を持ち幾つかの書籍を読んできました。日本にはそれぞれの地域に守り神のように語り継がれる妖怪達がいるそうです。人間のエゴや周囲を顧みない行動により自然や人を傷つけてしまう時、妖怪や守り神が怒りを露わにするという一説があります。またこうした自己中心的な行動をしなければ、その土地に住む守護神のように人を見守り続けるという話もあるようです。こういった内容の書籍を読むと改めて日頃の自分の「おこない」について考えさせられます。もし自分のエゴで人を傷つけてしまいそうな時は、書籍で読んだ話を思い出すことで気持ちを転換するのも一つの手段です。
私にはマンガやエッセイを綴っているお気に入りの作家がおります。その方が描くアニメは不気味で怖い妖怪がたくさん登場します。しかし怖いだけではなく、ホロッとさせるストーリーも散りばめられているのです。私が子供の頃からテレビや漫画で表現されてきた物語は今の子供達にも受け継がれているそうです。大人になっても清らかな心を持ち、全てのことを受け入れ寛容であることはとても難しく思います。心がブレてしまいそうな時は、子供の頃に見たアニメが軌道修正のカギになることも多いに有り得ると思います。

温泉と作家と日本文学

温泉と小説の関係はとても深いものです。日本文学の著名人達が描く小説には、温泉を舞台にした作品がいくつもあります。また日本文学に名を残す作家が執筆する時に利用した宿は、今でも趣と歴史のある場として残されており利用する人も後を絶ちません。そんな素敵な宿を訪れて湯煙がもくもくと上がる大きな湯船に浸かり、疲れを癒したいものです。旅館は至れり尽くせりの場で何もしなくてよい場です。だからこそ作家達は心を落ち着かせることで執筆に精を出すことが出来たのだと思います。名作誕生の陰には、おかみや仲居さんの心がこもったおもてなしがあったことに思いを馳せてしまいます。
私がお気に入りの小説には、とある温泉街が舞台の教師の話があります。とてもユニークで明快なストーリーでシュールな主人公には、思わず含み笑いをしてしまいます。なかでも主人公のあだ名の付け方がなんとも面白くセンセンスがある作品です。この小説の舞台の街には歴史ある大浴場がある大衆浴場が今でも残っており訪れる人も多いそうです。日本文学好きなら一度は立ち寄ってみたいものです。日本にはわびさびを基調としたいい文化がたくさんあります。しかしながら、まだ訪れたことのない場所や知らないことがたくさんあるのも事実です。書籍を読みながら歴史や地理の勉強もしたいものです。

人生を描いたインド映画

数年前にある映画祭で印象深い作品に出会いました。それはインドを舞台に制作された映画でした。一人の青年が商売をしながら、旅をする過程で移動式映画館を営む人々に出会います。移動をしながら映像を上映してゆくなかで、人と出会い時間を共にして最後は別れを告げてそれぞれの人生を歩んでゆくストーリーです。インドと言えば華やかなスターが踊り歌うミュージカルのような作品が有名ですが、そういったシーンはなくユーモラスな中にもシリアスな人生の一部が描かれていました。また制作スタッフの出身国はインドに限らずオーストラリアやアジア諸国など様々だそうです。アイデンティティに富んだとても自由で感性豊かな作品だと思いました。
この作品を鑑賞して感じたことは、映画の中で描かれた旅は人生そのものだということでした。人は生まれてから死ぬまでの間たくさんの人に出会い様々な経験をします。そして最後は一人でこの世とは別の世界へ旅立ってゆきます。
天国や死に関する考え方は宗教や宗派によって様々なようです。私は時たまお坊さんの説法について書かれた本を読むことがあります。極楽浄土は苦しみのない平和で穏やかな世界という説があります。なんらかのかたちでお迎えが着た時に睡蓮が美しく咲くお釈迦様の元へ巣立っていくそうです。とはいえ生きている人間は人生を全うして実りある時間を過ごさねばなりません。苦行のごとく悩みにぶつかることもたくさんありますが、素敵な人達に出会い充実した時間を送りたいと心から思う今日この頃です。

This entry was posted on 2015年1月26日, in 過ごし方.

文学と芸術の相乗効果

雲ひとつない晴天の朝に電車の窓から外を見ると青空に昇る飛行機を見ることがあります。その光景はとても美しく、心なしか気持ちが晴れ晴れとして一日の始まりを活気付けてくれます。今日は何かよいことがありそうと希望が芽生える一瞬です。
どこか希望を連想させる飛行機という乗り物を題材にした映画や小説は数多く存在します。映画であればアニメーションやサスペンス、アクションなどジャンルは異なりますが多くの作品に使われてきました。映画の世界だけに留まらず文学の世界でも飛行機への憧れを描いた作品があります。この作品は、日本の詩人が書いたものです。私はこの一編の詩がとても好きです。この作品との出会いは友人と行ったコンサートでした。大所帯のビッグバンドの楽曲に乗せて美しい歌声の女性が繊細な詩を音楽に乗せて歌っていました。歌人が詠んだ作品の光景が目の前に広がるような世界観がある曲でした。切なさと希望が鮮明に現れており、心が揺さぶられてしまい思わず目から涙がこぼれそうになりました。
文学は言葉を使ったシンプルでとても説得力がある表現方法です。そこに音楽やアートが加わることで、とてもよい相乗効果が生まれることを実感した瞬間でした。

作家を魅了する動物達

近所を散歩していた日のこと、2匹の野良猫が気持ち良さそうに寄り添っていました。その姿が何とも微笑ましく立ち止まって眺めてしまいました。どうやらこの2匹はオスとメスらしく少し年を重ねた成猫のようでした。この2匹の立ち振舞いがのびのびとしていて、自由さとマイペースさを感じました。ゆったりとした時間が流れている光景は、まるで長年連れ添った夫婦のような印象を受けました。この2匹の姿はどこか人間に近いものがあり私の心にその日の光景が焼き付いてしまいました。
小説家の中にも猫や動物に魅了されてしまう人達が多いように感じます。日本だけではなく海外の作家でも小説の題材として猫がしばしば登場するものがあるからです。先日私が見つけた書籍に作家とペットを紹介する作品がありました。写真と文章で綴られているもので、ペットへの愛情が手に取るように表現されています。この書籍で紹介された作品も多数読んでおり、どれも興味深い書籍でした。ペットロスについて書かれた切ない作品や動物を主人公としたものまで表現方法は様々です。
動物の心の中は未知の世界です。どんな感情を抱いて生きているのかは、人間は想像することしか出来ません。だからこそたくさんの作家が動物に魅せられて、作品が世に送り出されるのだと思います。実態が分からない世界は、掴めそうで掴めない恋愛をしているようで奥が深いものなのです。